そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

テーマ「何様のつもり」

クルマのウィンドウにフィルムを貼っている奴。言ってみれば、サングラスみたいなものだろうけど、この寒い時期に太陽熱を遮断して、省エネご苦労さん。しかし、室内は外に熱が逃げなくて、やはり省エネか。しかし、問題はそういうことではなくて、自分はい…

ぼくの人生はいつ始まった

ぼくの人生はいつ始まった 朝が終わらないうちに 昼はやってくる 柱時計が12回打つことが お昼のしるしだろうか ぼくの人生はいつ始まった? 母の胎内にいたときには違いないけど 人生の始まりを 正確に知っている人がいるだろうか 秋が終わらないうちに 冬…

「環境と公共性」について考える②

「まちづくり」は「ひとづくり」とはよく言われることだが、「ひとづくり」とはいっても結局、本人の自覚がなければ始まらない。 だが実際には、たとえばこの本が再び手に取られることすら向こう5年ぐらいないかもしれない。一生かかっても読みきれないくら…

「環境と公共性」について考える①

小学生の頃は、本は買って読むものではなく図書室で借りて読むものだと思っていた。 30年以上も前のことではあるが初めて図書室に連れていかれた日のことをほんの少しだけ覚えている。小学校にいる間に木造校舎は鉄筋コンクリートの3階建てに変わったが、そ…

HP4的エレガンス①

初期のハプニングス・フォーは、プロコル・ハルムとビートルズの申し子という感じでした。ファースト・アルバムは「マジカル・ハプニング・トゥアー」、聖徳太子の1万円札を模したジャケット・デザインが鮮烈でした。ということを私は知識としては知ってる…

厚生労働行政モニター報告書「病院事業への株式会社参入について」

今年は、インフルエンザが大流行して、病院はどこも院内感染の巣窟みたいであったと、ある医師が新聞の投稿欄に書いていた。 病院が、高齢者にとってのサロンと化してかなりの月日が流れたと思われる。この病院サロンは、ある意味で社会福祉として容認されて…

殺し屋はバスに乗る

終点でバスを降ろされ、途方に暮れているような東京でのくらし。巡りあったコールガールと青年。人口が密集する都会では、どんな仕事でも成り立つ。誰でも何とか食っていける。定年間際のうだつの上がらない刑事。女手ひとつで息子を育て上げ、今もホテルの…

記憶の森の油絵を尋ねて②

そんな美術部と、程なく誕生するサッカー部には人的な結びつきがあった。中学のときから、美術クラブでお世話になった与縄さんが、美術部をやめてサッカーに行ってしまったこと、それから翌年の事だが、同じく大津中学校の美術の後輩、今は第二高校の美術の…

記憶の森の油絵を尋ねて①

上田欣也 (昭和49年 高校26回卒) 高校に入学した勢いで、私は、NHKラジオのフランス語会話、ピアノ、油絵と、三つのことを同時に始めた。その中で一番長続きした、これは美術部の思い出である。 私たちが入部したときには、伝説の美術室は解体前夜…

役割の認識から始まる公共交通再編

昨年の7月31日付の本紙に、熊本行政評価事務所が九州運輸局熊本運輸支局に対して、バス停での路線表示の徹底などを求めたという記事があった。それに対してどういう回答がなされていたのか。あれから半年近く、都市圏交通網の再編の話題が、あまり熱を帯びる…

公共交通は公共サービス機関

九州産業交通の再建に伴って、バス路線の再編が脚光を浴びている。それについては、利用者へのサービスが低下するのでは、と危惧される向きもある。 利用促進のためのキャンペーンは毎年行われ、それなりの予算もつぎ込まれてきたはずなのに、その根本である…

観光都市熊本、住民の心がまえ

先日熊本市電の超低床電車に乗っていると、味噌天神前あたりで、県立劇場がどこにあるのかを乗務員に聞く人がいた。そういうとき、案内図をさっと手渡し、道順を教えてやれたらと思った。 観光に強い街にして、経済効果を高めようという戦略を描くことは大い…

自転車に乗るための心構えの必要性

金曜日の夕方、多くの人でごった返す上通りを歩いていて、通行禁止のはずの自転車に乗った若者たちとすれ違った。それも一台や二台ではない。私が広町方面を目指していたせいもあるが、皆並木坂から下りてくる。並木坂の両側の歩道は狭いが、自転車通行が禁…

政治を教育に取り戻せ

私は、高校のとき大学受験に関係ないということで、「政治・経済」という教科をおろそかにしたことを大変後悔している。どうも基本的な部分が、わかっていないので今でも非常識である。「経済ってそういうことだったのか会議」という本も読んだが、全然記憶…

議員の世襲を問う前に

二世、三世議員の是非が今回の衆院選でも話題になっている。しかし、それは議員という職業をあまりにも特別視しているように私には思える。子は親の背中を見て育ち、親と同じ職業を選ぶことで本来何も非難される筋合いではない。ところが、政治家は選挙で選…

失業者のメンタルヘルス対策

会社の都合により昨年末で解雇され、昨日、職業安定所の説明会に行ってきました。昨年9月20日から失業認定申告書の記述に求職活動の具体的内容が求められるようになったとのこと。ただ、熊本の菊池職安だけの特別措置もある等、柔軟な対応を考えられてい…

「小説 ザ・ゼネコン」

主人公山本泰世が、都銀中位行大洋銀行から、中堅ゼネコン東和建設に出向を命じられるところからこの話は始まる。1987年、日本経済は、はじけるとは夢にも思わず、バブルを急速にふくらませつつあった。 ゼネコンが舞台の小説である。だが、業界で台頭し…

バス停での路線図表示について

熊本行政評価事務所が、バス停での路線図掲示について九州運輸局熊本運輸支局に提言したそうである。そうでもしなければ、自ら動こうとしないバス会社の営業努力の欠如はさておき、早急な改善に期待したい。 この春発行された熊本市営バスの路線図を私は市役…

環境運動のめざすもの

伊藤比呂美さんが本紙に連載されているエッセイの中で、日本人はごみの分別とかは一所懸命にやるけれど、環境や自然に対しては、アメリカの方がちゃんとしているということを書いておられたことが気になった。 日本でのごみ分別の前提には、国土が狭いので、…

「一九七二」

人の記憶というのは、覚えているようでいて、結構自分勝手な思い込みであることが多い。その上、その思い込みを形作っている元の情報自体が、当時の噂だったり新聞の見出し程度なので、人の歴史認識はなかなか改まることがない。 逆に言えば、歴史は後世の人…

交通渋滞対策と教育環境充実~一挙両得

交通渋滞について考えているとき、夏休みなど学校の長期休みの期間中、通勤時間帯の車の数が確実に減ることに思い当たった。 そのことを友人に話すと、普段は子どもたちを車で学校まで送る親が多いからだと言う。雨の日の渋滞が特にひどいのはそのせいだと。…

「クンタキンヤは、キムラタクヤのアナグラムではない」書き下ろし

フジテレビ月9「プライド」のことを特別買っているわけではありません。でも、さすが腐っても野島伸司の脚本だけあって、セリフの破格(それ言っていいのかという突っ込みの鋭さ)に面白みがあります。前々回は「世界で一つだけの花」批判を木村拓哉に言わ…

犯罪者の親発言に思う

鴻池防災担当相の「犯罪者の親」発言は、私には事件そのものより衝撃であった。記者会見で言えば問題にされるということがわからずに、ただ感情に押し流されてしまったのだとしたら、わかりやすい事案だが、先月から問題発言が話題になっていることを思うと…

「ゴールデン・エイジ~映画 それぞれの黄金時代」

映画は作品と観客が揃って成り立つ。見終わった後に映画について語ることは、映画という共有の体験を確認することでもある。 見たことがない映画について読むこと(知ること)は、たとえて言えば、両親や祖父母、近所の叔父さんや、兄貴に昔話を聞くようなも…

歩道は自転車優先か。

自転車に乗っている人は、あまりわき目を振らないように見える。自転車の構造上、視界は前方に集中していた方が危なくないからだろう。歩道上を走る自転車は、歩行者にとっては凶器以外の何物でもないのだが、それを認識している人は少ないと思う。 自転車は…