そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

2005-01-01から1年間の記事一覧

notebook 2005

2003年12月23日、notebookに最初の記事を書いて、早2年の月日が流れた。 その間、コピーで保存していた原稿を中心に、少しずつアップを繰り返し、 大方の記事をこういう形でまとめることが出来た。 Then and Now のように、自分に突っ込みを入れる手…

「流行語の向かう側」>12/10/2005・k303

インターネットでの検索が普及した現在、印象的なキャッチフレーズを作ることが、重要視されているのではないでしょうか。広告業界では、昔から当たり前のことだったと思いますが、それに「あいのり」して、世の中をわかりやすく解説する傾向が、強まってい…

人生の壁・孤独なクライマー~11/6/2005・k302

現在の医学では進行を遅らせることすらむずかしい病気、アルツハイマーと診断された主人公は、広告代理店の営業部長、50歳。その瞬間、希望から最も遠い存在となった。しかし彼はそれを隠し、仕事を続けながら病気と闘うことを決意する。せめて娘が嫁ぐ日ま…

お断り。

検索されやすいように、カテゴリー設定をしていて、 間違って「育児」と「音楽」というのに 村上春樹を入れてしまった。 いまのところ、修正が効きません。 かっこわりー↓

ノン・カテ

今日は、父の誕生日だった。といっても当人は、一昨年亡くなっているので、もはや歳は取らない。私はほぼ毎日、母の住む家の仏壇に線香をあげ、手を合わせる。「なまんだぶ」とは声にするものだと聞き及び、ぼそぼそとつぶやく。これが、このカテゴリー名に…

未来へとどけ希望の光・2>11/22/2005・k301

「未来へとどけ希望の光」のテーマで迎えた「落葉の物語3」。当日の天気がちょっと心配されましたが、見事な秋晴れとなりました。 今年は、ライトアップされた銀杏並木の下で、心のゆとりを取り戻すと同時に、自然の恵みに感謝しながら、未来について語り合…

「未来へとどけ希望の光」~11/3/2005・k300

先日、本紙でも写真つきで紹介された「県庁プロムナード・ライトアップ」の実行委員の一人として、このイベントの趣意について、つけ加えさせて頂きたいと思います。 主催者である熊本東法人会は、「健全な経営・正しい納税・社会への貢献」を目標に活動する…

財政制度審議会と義務教育~10/23/2005・k299

財政制度等審議会が、小中学校教職員の給与水準を引き下げる必要があるという意見で一致したと本紙にあった。 審議会の目的からすれば当然の結論だろうが、その記事を読んでいて、「1学年に1クラスしかない小学校が5割超もあり、教育上の観点からも学校の…

ファンタジーは現実離れのお話ではない~9/25/2005・k298

テレビ版「電車男」について、本紙「テレビの泉」で、心理学者の小倉千加子さんが「荒唐無稽なご都合主義つまり男性のための少女漫画である」と片づけているが、少女漫画を引き合いに出したところに、小倉さんの感性もステレオタイプであることが読みとれる…

パックは刺客~9/8/2005・k297

水戸納豆は、全国的に有名です。しかし熊本も納豆の本場です。その熊本のスーパーに茨城産の納豆が山積みされています。正確には水戸納豆ではないかもしれませんが、これを「刺客」と呼ばずに何と呼べばいいんでしょう。まあ、パックは四角ですが(つまんねェ…

有権者としての自覚・総選挙2005~9/17/2005・k296

選挙戦というぐらいだから、昔なら本当に戦(いくさ)をやっていたのだろう。投票という形で勝ち負けを決定して、権力を手に入れるという方法に変わったのはいつ頃のことだろうかと、のんきなことを考えながら、開票速報を見ていた。 小泉首相は、かなり前か…

homepage3から、移行中です。

ノートブックが、 一両日中には移行してくるでしょう。

パーカーあなたが考える“理想のボス”~10/3/2005・k295

理想のボス・小泉純一郎 《その理由》 政治家としては、かなり問題があるが、仕事上のボスとしては、方向性が間違っていなければ、たいていのことは、やりたいようにやらせてくれそうだから。また責任や追求もさらりとかわして、自分の意向を通すので、部下…

ソリューション・フォー・リゾート~7/11/2005・k294

9年前に東京から故郷にUターン、市役所に就職した主人公の啓一は、無難に仕事をこなすだけの日々を送っていたある日、第3セクターの超赤字テーマパークの立て直しを命ぜられる。 その「駒谷アテネ村」は、地域おこしが、観光=リゾート=テーマパークと単純…

公共交通の新規顧客を獲得しよう~7/29/2005・k293

九州産業交通の支援企業にHISが決定した。本業が旅行会社であることを考えると、スケールの大きい事業展開が期待できる。 問題は、地域の足であるバス路線の今後である。効率性を高めることには、もうすでに着手されていると思う。だが、20年以上も前から…

高校PTA九州大会in宮崎~9/22/2005・k292

前夜の雨も上がった爽やかな宮崎の朝、私たちは総勢13名で会場のシーガイア・ホテルに向かいました。九州各県からの3000名を超える会員は、午前中、三つの分科会に分かれ、事例発表に参加しました。 私は第三分科会で、地元民家へのホームステイ、職場体験の…

合志小建設工事について~9/3/2005・k291

熊日で、合志小の工事入札で、談合情報があったことを知った。誓約書を取って、入札実施されたそうだが、町民としては、談合の有無に関わらず、どういう業者が、指名されていたのか、あるいは落札率など、知る権利があると思う。 10億にも達する、町にとっ…

マイブーム・2000~7/21/2005・k290

私のマイブームは、2000円札を使うことです。待っていても、なかなかやって来ないので、銀行で両替してもらいます。 それなのに、いざ使うときは、少し申し訳なさそうに、お店の人に「2000円札です(すみません)」といった感じで出さなくちゃいけない。 何も…

クール・ビズは忍耐の証~6/5/2005・k289

地球温暖化防止対策として、政府が力を入れている夏の軽装(クール・ビズ)の経済効果の試算が約1000億円という記事を読んで、省エネがGDPも押し上げて、結構なことだと思った人も多いかもしれない。 しかし、単純に考えれば、経済効果と温暖化防止は両…

「環境と公共性」について考える①~10?/?/1997・k288

小学生の頃は、本は買って読むものではなく、図書室で借りて読むものだと思っていた。 30年以上も前のことではあるが、初めて図書室に連れていかれた日のことをほんの少しだけ覚えている。小学校にいる間に、木造校舎は鉄筋コンクリートの3階建てに変わった…

「環境と公共性」について考える②~10?/?/1997・k287

というわけで、「規制緩和」は自分たちを幸せにしてくれると単純に思いこんでいる人はいないだろうが、経済政策・景気対策としての規制緩和の先には、社会的損失が横たわっているかもしれないということは覚えておいていいだろう。 自分の仕事に追われたり、…

「感動」と村上春樹・上~10?/?/1996・k286

私は村上春樹が大好きである。無論、男性として好きなのではなく、物の考え方、とらえ方の共感者なのである。 もともと彼の書く小説よりエッセイを先に読んでファンになったもので、安西水丸氏との共作である「村上朝日堂」を読むためだけに、毎週県庁の地下…

「感動」と村上春樹・中~10?/?/1996・k285

しかし正直言って『羊をめぐる冒険』は期待が大きすぎた分、思ったほどは泣けなかった。もちろんそれは作品の責任ではない。それでも私は氏の描く世界にその頃からズブズブとハマッてしまって行ってしまった。 言いかえれば、生まれつき小生物好きの3月生ま…

「感動」と村上春樹・下~10?/?/1996・k284

そしてまったく個人的な話で恐縮ですが、私の長男が妻のお腹の中で、生命の進化を魚から鳥へとたどっていた頃、むさぼるように読書に明け暮れていた妻が、私より先に読み終えてしまって、結末をいじわるにも私に教示した小説が、この『ノルウェイの森』でし…

「考えるヒット」を読んで・上~10?/?/1998・k283

今どきの流行歌について行けない。どこがいいのかわからない。あんなワケのわからない歌じゃなくて、昔は良い曲があった等々。確かに「一理はあるよな」とは思うのだが、長い人生の中で俗に言う、ヒット曲に夢中になる年頃というのは、誰にとってもある一時…

「考えるヒット」を読んで・下~10?/?/1998・k282

たとえば最近では小泉純一郎元厚相も熱狂的なファンであると公言したX JAPANについて近田氏はこう語る。「X JAPANが、何を売り物にしたか、の話である。私はひとことで言うと、それは「命懸け」だったのではないか、と考える。」この前後も重要…

卒業を間近にして~3/28/1968・k281

ぼくは、6年間あきもせず学校に通ったなと思う。春・夏・秋・冬を6回もくりかえしたわけだ。でもまだ学校にいかなければならない。 それは、ぼくの希望をはたすのに必要なことだからだ。その希望とは、世界中の人によろこんでもらえるまんが映画をつくること…

Voice Squad④~6/25/1995・k280

マーク・ボランは、30歳を前にして、自動車事故でこの世とおさらばしてしまって、当時高校生だった僕は、「週刊プレイボーイ」の読者欄に、その死を悼んで投書した。そして、源泉徴収された残りの4,500円を、郵便為替で受け取ったのだった。 マーク・ボラン…

Voice Squad③~6/24/1995・k279

ところで、最近耳につく言いまわしに「~じゃないですかァ」というのがあって、これ気になりだしたら、本当に気になるもので、自分で使ってしまっていることに気がつくと、なお一層、何かやばいみたいな気になってくるじゃない~? 他人に同意を求める言いま…

Voice Squad②~6/23/1995・k278

坑内カナリア理論という説があって、それは、カート・ヴォネガットというアメリカの作家が、少なくとも20年以上前に発表したもので、感受性の強い小説家や芸術家は、身に迫る危険を敏感に感じ取り、一般の人より先に、まるで炭鉱内におけるカナリアの役目…