そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

2004-01-01から1年間の記事一覧

TVドラマ『スタアの恋』~12/13/2001・k263

日本のテレビドラマが、映画のパクリをやるのは今に始まったことではない。しかし、似て非なる、別の展開を見せてくれるところに、わが国の加工貿易の伝統が生きていると言える。 そこで『スタアの恋』。おそらく「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」…

カスバの女、ニコール。映画『ムーラン・ルージュ』~11/27/2001・k262

ムーラン・ルージュでマハラジャの話というのは、どういう関係なんだろうと思ってたら、オーストラリア出身の、この監督が、インド映画のファンらしいということを、後で知った。 往年のヒット曲のツギハギといい、めまぐるしいカットの連続といい、デジタル…

週刊クンタキンヤ~11/30/2001・k261

ジョージ・ハリスンが静かに息を引き取ったころ、私は車を走らせながら、丁度ビートルズの「ウィズイン・ユー・ウィザウト・ユー」を聞いていた。あとで、インターネットの速報でジョージの訃報を知り、ついにその日が来たことを実感した。 どこからもれるの…

週刊クンタキンヤ~11/19/2001・k259

長男ヨウヘイ(中1)が、ある日突然、正月にギターを買っていいかと聞いた。まさかと思ったら、いきなりエレキ・ギターだという。 野球しか頭にないと思っていたのに、いったいどういう風の吹き回しだろう。ミュージシャンを目指しそこなった父は、内心小躍り…

週刊クンタキンヤ~11/24/2001・k260

映画にまつわる色んな話を聞く集まり「シネ・カレッジ」。11月の講師は、池﨑一郎さんで、フランス映画と料理がテーマでした。 イブ・モンタン主演の『ギャルソン』では、パリのビストロの窓際の様子が、いかに映画によく描き出されているか、とか、細かい表…

週刊クンタキンヤ~10/28/2001・k258

椅子の話といえば、熊本市で開催された路面電車サミット。そのとき試乗させてもらったアメリカ製の車椅子。私はそのすわり心地の良さに、本当に感動しました。4つの車輪それぞれにサスペンションがついているので、吸い込まれるような感触でした。 もともと…

長男と草取~9?/?/2001・k257

自治会の公園清掃の前日、中学1年の長男に「明日、一緒に公園の草取をするか」と聞いたところ、「うん」と思いもよらぬ言葉が返って来た。翌朝7時から、町内の方々に混じって、中学生はひとり。私のすぐそばで、何くれとなく会話しながら、かまで草を刈った…

映画『ロック・スター』~10?/?/2001・k255

別に悲劇ってわけでもないのに見ているうちに、なんか泣けてくる。これがロックというやつの怖さなのだろう。一度取りつかれると、どんな道に進もうと、もう二度とその魔力から逃れられない。 有名バンドのコピーばかりやって、それに満足していた主人公が、…

「雪」にまつわるエピソード~雪の降らないクリスマス・イブ~1?/?/2003・k256

曲 名 クリスマス・イブ歌手名 山下達郎 結婚した年の初めてのクリスマス。当時住んでいた市営団地の5階の我が家で二人だけで過ごした。どんなご馳走を食べたかは忘れたけれど、山下達郎の「クリスマス・イブ」を聞きながら、ワインを飲んだ。 まだ、CDが…

Arteryへの投稿~10/15/2001・k254

川原亜矢子さんが「私の旅」に登場するなんて、思ってもみませんでしたが、彼女の言葉からは、まさにシンプルながら、豊かな生活というものが浮びあがってくるようです。 美人なんだけど、コメディーっぽい役もサラリとこなせる素敵な人です。人生を楽しめる…

戦慄のパロパロ~10/10/2001・k253

アメリカで起きた同時多発テロのせいで、ハリウッド映画が打撃を受けたという。現実の前で、何をフィクションとして作っていいかわからないからという。 同様に日本では、テレビドラマが最大の被害者のようだ。あの事件がなければ、内幕ものとして結構楽しめ…

週刊クンタキンヤ~10/8/2001・k252

二男のリョウ(10歳になりました)は、よく本を読みますが、新聞も読みます。主にスポーツ欄なんですが、最近、すぱいすの「ほっと」を読むようになったので、「読むところがふえたよ」とのこと。にやにやしながら、熟読しています。Then and Now : 「すぱいす…

本上まなみ写文集『ほんじょの天日干。』読者カード~10/1/2001・k251

1.本書をどこで知りましたか? A.ボムの予告で2.本書をお求めになった動機は? A.本上まなみのファンだから3.本書の価格はどう思いますか? B.ちょうどよい4.本上まなみのエッセイ集『ほんじょの虫干。』は読みましたか? A.読んだ5.雑誌『ボム』は…

それを誰が教えるか?~1/14/2002・k250

先日、熊本市花園で、軽ワゴン車が市営バスと衝突する事故があった。収集場所のごみが道路側に膨らんでいたことが、事故の一因であるとの記事を読んで、あくまで私見であるが、思うところを述べたい。 まず、教習所で習う、運転の基本動作がある。車道上の進…

NGOは、ノー・グッド?~1/26/2002・k249

アフガニスタン復興支援会議への、ニッポンの非政府組織(NGO)参加問題は、外相と外務省、それに有力議員が絡むという非常にわかりやすい話へと収束しつつあるようだ。 過ぎたことをとやかく言っても始まらない。わが国の国際感覚が、まっすぐに出たことな…

生命線を繋ぐのは、俺たちだ!~1/27/2002・k248

景気が悪いと言いながら、私たちは結構豊かな生活をしていると思う。その暮らしを支えているのが、トラックを主体とした物流の世界である。 この小説は、いわゆるハイジャック物なのだが、人質が「日本全国の物流」そのもの、という壮大なスケールである。読…

チャイルド・ルーム~2/10/2002・k247

新しく出来た免許センターに開設されたという、幼児をつれて更新時講習が受けられる部屋。 防音になっていて、他の受講者の邪魔にならないというのは、よくわかるんですが、手のかかる子どもをつれて、その本人が講習に集中できるか、はなはだ疑問です。 子…

当り前が扇情的な世の中~2/11/2002・k246

書名は、少しセンセーショナルすぎるかもしれない。しかし交通事故は「アクシデント」ではない。世の中の仕組みが、事故の発生を野放しにしてきた。著者は被害者の会の会員へのアンケートを通して「安全意識を持っていないドライバーが多く存在」し、「事故…

TVドラマ「恋するトップレディ」~2/11/2002・k245

「レッツゴー!永田町」から「恋するトップレディ」へと、小泉さんが首相になってから、政治はワイドショーから、ドラマの舞台へと底辺を広げてきたようだ。 このドラマでは、中谷美紀が亡父の後を継いで市長になる話。中谷美紀って昔は可愛かったんだけどな…

わが心の冬美~2/17/2002・k244

私、水谷豊さんの地方記者シリーズで、奥さん役をしていた頃からの、森口瑤子さんのファンです。「サラリーマン金太郎3」で、高橋克典さんに向って「キンちゃん」と呼ぶのを聞いて、私は自分が声をかけられたようで、悶絶してしまいました。 ひっそりと身を…

ハングリー?~9/19/2001・k243

「ハングリー?」と消費者に問うカップめんのCMがあった。この本の題名から、まず思い出したのはそのことだった。「ハングリー」と「ハッピー」は、矢沢永吉を支点にして、両方とも際立つ言葉のように思える。 ロックで成功しても何かが違う、足りない、も…

厚生労働行政モニター報告書~7/2/2002・k242

「国立熊本病院の建替について」 国立熊本病院の建替が話題になって早1年になる。現地での建替、移転それぞれの意見がしばらく新聞をにぎわせて、確か近隣の町からも誘致話が出ていたように思う。 そうこうする内にも「現地で建替」の線で計画は進んでいたよ…

新生面を読んで~7/18/2002・k241

結びに「受験生がカネで世間は何とかなるという誤った考えを持つとしたら、・・・」とありますが、おそらく今の受験生の親の世代、あるいはそのまた親の世代が、ひょっとしたら、カネで何とかの手合いだったのかもしれません。 だから、世の中結構取り返しの…

「中心街通行量18.6%増加」について~7/20/2002・k240

平成14年7月13日付熊本日日新聞7面 地点別で最も増加率が高かったといわれる「テトリア熊本」前は、前回調査が8月であったということより、前回調査時に再開発ビル工事のために解体工事が始まっていたか、建築工事が始まっていて、危険である等の理由で、通…

週刊クンタキンヤ~9/8/2001・k239

朝起きて、一番にひげを剃る。だいたい午前5時50分頃だ。熱いタオルで蒸して、シェービング・フォームを延ばして、だいたい左の頬から始める。 ポール・マッカートニーもそうだったから、ひげの濃さが、男性的でかっこいいことに思えていたこともある。若い…

図書館歴~9/8/2001・k238

小学校の図書室に初めて入ったのは、1年生のときか2年生のときか、よく覚えていない。ちょっと薄暗く、窓だけがやけに明るかったような気がする。 友だちと二人で「ジャングル・ブック」を大声で音読して注意され、図書室では静かに読書することを教えられた…

「心を決めたあのことば」~?/?/2001・k237

あしたのために今日も寝る。 20年くらい前、私の友人が、私のアパートに泊まった夜、遅くまで話し込んでいた。話の内容は忘れたけど、今でも何か行き詰まると、この一言を思い出して、寝てしまう。明日はまた別の風が吹く。Then and Now : 角川書店の単行本…

私の「東京」は~7/13/2002・k236

私は、ガソリン・スタンドの有線で桑田佳祐さんの「東京」を初めて聞いた。音響的にはよい状況ではなく、歌詞もほとんど聞きとれなかったにもかかわらず、イントロから、近田さんと同じようにロックを感じた一人です。歌謡曲でありながら、まぎれもないロッ…

『黄泉がえり』あれこれ~9/14/2002・k235

かねてより噂には聞いていた、梶尾真治さんの小説『黄泉がえり』が、いよいよ映画化されるとのこと、熊本人としては、まずはうれしい限りです。 SMAPの草彅剛、竹内結子主演で、1月下旬の公開とは、ずいぶん遠慮した上映スケジュールだとは思いますが、…

厚生労働行政モニター報告書~9/9/2002・k234

熊本市在住の作家、梶尾真治氏の小説「黄泉がえり」が、同封の熊本日日新聞の記事のコピーにありますように映画化されることになりました。 記事によると、SMAPの草彅剛さんが、原作にない役どころで、厚生労働省の役人を演じるとのこと。どういう発想で…