そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

(仮称)事業カルテ

吉田博編著『自治体事業~考え方・つくり方』(学陽書房刊)に
事業カルテについて書かれていた。
これは非常に役に立つので、ここに引用したい。
(「非常に」とは言うものの、実は日常的に役に立つ)

実際の事業について、組織としてその知識と経験を蓄積、
共有化して次に生かしていくことが大切である。

事業のきっかけ
・参考とした事例
・企画、準備、実施の内容
・実施に向けた主要な会議や打ち合わせ
・地域の問題意識  実態と喚起の方法など
・関係団体等との連携内容とタイミング
・折衝や調整の内容
・苦慮した点
・成果が得られた要因
・突発的な事故とその対応など
・改善すべき点
・今後の方向
・写真

行政でよく見られるように、記録することだけが義務になる
管理ツール化は本末転倒であることを著者は戒める。
あくまで、情報共有化して活用されることが目的の
データベースがねらいである。

いまどきは、事業評価ばかりがクロースアップされがちだが、
こういう日頃の振り返りがルーティン化すれば、
さほど煩雑な作業とはならないのではないか。
もちろん、かっこつけて書いてはいけませんね。
正直に、的確に。