そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

段差解消、思わぬ誤算~熊日「私の意見・交通安全」>3/18/2006・k308

 歩道の段差解消は、安全施設工事という分類だったと思うが、その「人にやさしい」歩道作りの結果、渋滞時、原付バイクが、平気で歩道を走るという事態を引き起こしている。
 自転車が歩道を走るのと、原付バイクが走るのでは、まったく危険度が違う。しかし、現実に朝夕のラッシュ時に、車の横をすり抜けるどころか、歩道を走るバイクがある。
 原付だけではなく、自動2輪中型車が堂々と歩道を走るのも目撃した。通行人がいなければいいという問題だろうか。交通法規以前に、人にはモラルというものがあったように記憶する。
 歩行者のことを人と思わず、歩道を自転車で走りぬける感覚が、バイクに乗っても、そのまま続いているということなのか。教育の無力さを痛感する。

Then and Now:平成18年3月26日付熊本日日新聞「私の意見」欄に50歳・保険外交員として、短めたコメントが掲載。ここではわかりやすく修正したが、記事中、中型車を「車」と略してあったので、ニュアンスが違うものになった。
 恒成茂行熊本大学大学院教授のコメントは、適切です。教授の著書については「書籍・雑誌」カテゴリーに紹介文があります。