そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

愛の讃歌

4月29日昭和の日、
大津キネマ倶楽部の定期上映会でした。
山田洋次の世界 vol.9
『愛の讃歌』

上映会チラシ↓
「20100405a4.jpg」をダウンロード

本来なら、上映の告知で記事にすべきところ、
諸般の(個人的)事情で、今日になってしまった。
作品詳細は、下記リンクで・・・

愛の讃歌(1967) - goo 映画

昔の俳優は芸達者だったなあ、と
今更ながらに実感した。
映画の作りかた、というか
制作公開された時代が違うと言ってしまえば、
それしかないんだろうけれど。

否。
それなら、小津や黒澤が文化圏を越えて、
広く理解、支持されるのは通じないではないか。

ま、それはともかく、
有島一郎伴淳三郎をはじめ、みんな生きてました。
キャラが立つというのは、こういうことなんです。

1967(昭和42)年、アメリカでは『俺たちに明日はない』が公開。
でも、日本ではまだまだ、
フランスやイタリアの映画の人気が高かった。
因みに、クロード・ルルーシュ『男と女』
1966(昭和41)年です。

小沢昭一演じる郵便配達夫が、
憲法違反であります」というセリフを連発するのも
多分当時の流行語だったんだろうな、と。
憲法が身近だったというより、
軽い存在だったことの証のような・・・

明後日は、憲法記念日
今朝の熊日大塚英志氏が、
「ずっと『無憲』状態だった」という文章を寄せている。
私がずっと胸に抱いていた思いを、
すっきりうまく書いてくれたという感じ。

「今、この国にあるのは『考えたくない民意』である」
と氏は書いている。

しかし、現実的には違憲であっても
龍馬が「そりゃいけん」と言おうが、
なくても困ってしまいます。
日本がこの地球から消えてしまうのは、
やっぱり時期尚早かなと
最近思い始めている
私です。




The popular will that 'we don't want to think about'.