議会事務局に、追加議案への質疑を提出に行った。
最近では珍しく、往きも帰りもレターバスを使った。
先日クーポン付回数券を買ったからです。
往きの便が光の森ゆめタウンの前で停まったとき、
70代ぐらいとおぼしき女性が乗降口外から、
ハンズマンに行きたいのだが、と言う。
戸惑う運転士さん、菊陽町のコミバス、
キャロッピー号でなら行けると当然知っているはずだが、
他のお客さんも待っている中で、
隣町のコミバスの路線(キャロッピー号の路線は多く、
説明がむずかしいだろう)について、
妥当な説明をするのは大した手間である。
少々冷たいが、菊陽町のバスに乗ってくださいと言って、
ドアを閉めた。それを責める気にはならない。
帰りは、同じく70代ぐらいの別の女性が、同じく光の森。
すずかけ台に行きたいと言う。
しかし、言ってる時刻が違う。
運転士さん、時計を確認して、
おっしゃる時間は違うけど、すずかけ台なら、これが早い。
もう1本の方に乗ると遠回りになる、このバスは直接行くからと、
正確には説明不足なのだが、何とか思いを伝えようと必死。
結局、その女性は乗車、事なきを得た。
この二つの出来事から、私が得た考えはこうだ。
確かに路線バスの定時性確保は大事なことだが、
こうやって、行先等を訊ねられたら、
運転士さんしか頼るもののないお客さんに、
出来る限りの案内をするのもサービスのうちであるし、
それで、多少時間がかかって遅れも出るかもしれない。
それは許されるべきではないか。
そのために、菊陽町と共同で、
バスロケーションシステムを構築中であるが、
上に書いたような方たちにとって、それは意味がない。
もちろん、そのために遅れを待つ人たちの目安にはなるが。
つまり、それらをひっくるめて、
世の中のスピードをスローダウンさせることが、
これから、少なくとも私たちの生活圏では必要なのではないか。
そういうことを考えた。
できるなら、光の森ゆめタウンには、
乗り場案内のコンシェルジュを配置すべきである。
それは私が前々から主張していることだ。
機械ではなく、人が相談に乗ることにこそ、
私たちの未来がある。来月、
万が一無職になったら、私がボランティアでやってもいい。
おっと、一つ忘れていた。
すずかけ台北バス停で降りる直前に気づいたのだが、
クラッシーノこうしの車内広告が張ってあった。
これが実にいい。
ユーパレス弁天に買い物に行きたくなる。
私の心を動かすことができたのだから大したものだ。