日本テレビ系「ゆとりですがなにか」は、
日曜の午後10時半という時間帯に、
あんまり明るい気持ちで月曜日を迎える気持ちになれない、
そういうドラマだ。
最初、宮藤官九郎の脚本だと知らなくて、
そうだとわかったら、やっぱり「らしいや」と思うと同時に
少し雰囲気変わったかなとも思った。
当たり前だ。
いつまでも同じようなのが通るわけがない。
さて、馳浩文文部科学大臣が、
「脱ゆとり教育宣言」を出すということで話題になっている。
ドラマは、何かにつけ否定的に語られるゆとり世代の
ひたむきさがアクティブ・ランニング(ラーニングではない)
なドラマである。
クドカンは、ゆとり世代への風評被害と
教育行政の風見鶏な姿勢に対して、静かな批評を繰り出している。