そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

PSE問題と経済産業省~日経新聞より

 平成18年3月24日付日本経済新聞1面のコラム「春秋」からの引用です。

『一連の騒動から、経産省という組織について次の2点で理解が進んだ。第一は中小小売店の現場で汗を流す人々への想像力の欠落。第二は文化・芸術活動の実際に対する関心の薄さだ。かねて映像などコンテンツ産業振興の旗振り役に色気満々と聞くが、現状ではやや心もとない感じがする』

 読んだときは、優れていると思ったが、こうして引き写してみると、ちょっと鮮度が落ちた。とはいえ、この指摘、経産省に対するもやもやした気分を、はっきりした形にしてくれた。

 私が思い出すのは、規制緩和で、全国各地にガソリンスタンドをコンビニみたいに作らせておいて、競争激化で立ち行かない店舗が増えるや、今度は更地にして売却しやすいように、解体に対して補助金をばら撒くというウルトラQをやっちゃってくれたこと。

 と、こういう書き方。ちょっと淋しいなあと自分でも思う。第一、建設的ではないし、皮肉屋の戯言で変わるほど、世の中シンプルではないのだ。わかっちゃいるけど・・・・・