そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

野ブタ。最終回。くーーっ、泣けるぜ。

野ブタ。をプロデュース」の再放送が終わった。男2人に女が1人という設定に『明日に向って撃て』のことを思い出していた。エンディングで、男2人は、「生きる」方へ向うところが、このドラマの身上である。
 何で生きてるのかわからない、といった思春期の悩みから、いじめに合ってる苦しさ、それらが解決されるわけではないけれど、このドラマの描くテーマ、人物設定、よく練られたせりふの数々は、青春のただなかで立ち尽くす10代の君たちを勇気づけてくれるのではないだろうか。
 そう思えるのも、もう中年も後半に差しかかっているからこそ、かもしれないが、このドラマのメッセージを読み取るだけの読解力、あるいは感性、それを育てるのが教育の役目なのだ。まだ見たことがない少年少女がいたら、ぜひ見せてやってほしい。多分DVDにもなっているだろう。
 たかが、ジャニタレのTVドラマであるが、幸運にも並みの映画では到達不可能な地点へたどり着いた稀有な作品じゃ。ちと褒めすぎ?

 このドラマが放映されたのは去年のことなのに、教育現場が変わったという話は聞かないなあ。それでも、少しは悪化を食いとめることが出来たと信じよう。