そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

長袖の秋

黒木瞳が詩人だなんて知らなかった。

ブックオフで見つけた第一詩集『長袖の秋』角川文庫

標題の「長袖の秋」はこんな風だ。

「太陽をちぎって

僕は日光浴をする

心が火傷しないように

僕は君以外のことを考える」

「本音」という詩はこう結ばれる。

「君に気持ちを伝えたいのだけれど

僕の本音には

音がない」

きゃあっ、と声を上げたくなる言い回しが、いたずらな眼差しを向けています。

ページのそこかしこから。

Lyric writer.