そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

白洲正子の書斎

夕刊は無駄だと考える人もいるが、
それは読まないからそう思うのだろう。
まあ、読んでも、たいして面白くなかったという
そういう人もいるかもしれないけれど。

熊日の木曜日夕刊に
石関善治郎さんの「私の見た光景」という連載がある。
本日は「白洲正子の書斎」。
NHKのドラマでも『白洲次郎』をやったけれど、
ブームにしようという仕掛けもあったみたいだ。
白洲については、伝説の方が大きくなっているが、
事実の記録はほとんど残っていないという
皮肉な書き方をしているものもあった。

妻の白洲正子をドラマで演じたのが、
中谷美紀だったせいもあり、
イメージが固まってしまいそうだが、
石関さんが、彼女の書斎を見学した様子が楽しい。

「いうなら、学生の部屋か?と思ったのは、
ドストエフスキーの小説の敗れた背に紙を貼り、
題名を手書きしてあるのを見た時だ」
取りたてて、特別な書斎ではなかったとのこと。

しかし「この飾り気のなさこそ、
本当の怖さなのかもしれないと思う」と結ばれる。


ところで、
熊本保健科学大学では、
文化講座として、
11月13日に「安藤忠雄講演会」を予定していたが、
安藤氏側に不測の事態が生じ、
来熊出来なくなったため、延期になった。

私は参加を申し込んでいたので、
お詫びのはがきが昨日届いていた。

不測の事態とは何だろうと、勘繰りたくなるのが人情。
安藤忠雄事務所は、現在、新熊本駅
グランドデザインを設計中である。
その進捗に関係あるか。
県北の同事務所設計体育館で、欠陥が発現、
調査の結果、、
設計条件が甘かったという結論だった。
それと関係はないだろうな、とか。
下衆の勘繰りだな(苦笑





The charm of the evening paper.