そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

体長がものをいう。

熊日に「熊本文学隊 隊長日誌」という読み物が連載がされておる。
隊長とは伊藤比呂美である。
11月23日分はもう25回目になっていた。少しびっくり。

それはそうと、彼女と私は一面識もないが、
大学の同窓なので、多少親近感がある。
同じ学食の飯を食った仲なのだ。
多分。面識ないけど。

で、その回の文章の中に、
「(熊本学園大教授の)奥山さんによれば、
(森)鴎外の身長は161.2センチ。
当時のドイツ人男性の平均は165~166センチ。
しかし漱石の身長は158.8センチ。
『これではロンドン女性にもてないはずです』と
奥山さんは言った。
身長からも、文学は読み取れる」とある。

しかしねぇ。これは、あまり科学的ではないというか、
あまりに大雑把で、研究者の言うことばではないね。
鴎外がもてて、漱石がそうではなかったというのが、
事実であったにしてもだよ、
元々求めているものが違うというか、
性格も、てんで違うだろうから、
そこから、読みとれるものに価値があるの?って感じ。

まあ、その辺が伊藤比呂美らしいって言えば、
そうなんだけどな。



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