高山文彦さんが熊日に連載している「本を歩く」。
11月29日分は、ガルシア・マルケスの自伝について。
私はまったく読んだことがないが、
偉大な作家だということは知っている。
その『生きて、語り伝える』(新潮社)の冒頭に、
こう書かれているとのこと。
「人の生涯とは、
人が何を生きたかよりも、
何を記憶しているか、
どのように記憶して語るかである」
この引用を以って、我田引水は気が引けるが、
まさにこの「晴れ永遠」のために書かれたみたいだ。
ただ、「人が何を生きたか」の部分が、
職業のことなのか、家族関係のことなのか、
何を指すのかが、いまひとつ不明である。
ただし、どのように記憶して語ったにしても
やはり語る内容は、
その人が、何をなしたかによるので、
どういう生き方をしたか、は重要だろう。
I memorize it and tell it.