昨日初めて、
西合志郷土資料館に入った。
西合志図書館のとなりにあるのに、
入ることが、ためらわれたのは、
入口が、図書館よりも50mほど奥にあったからだ。
展示されているのは、
二子山古墳の出土品を中心に、
一応昔の人の暮らしを知らせる掲示と、
文書や、農具等生活用品など。
「ド・グーの大冒険」というビデオ(約14分)を鑑賞。
これは結構お金がかかってそうな
ドラマ仕立ての学習教材。
それと実物大の縄文人が、
石器の材料を切りだしているマネキン。
これは、そこだけすごい。
しかし、合志市の公式ホームページでも
まったく紹介されていない、
実に寂しい、
あのバブル崩壊後の景気対策を思わせる事業。
収蔵庫がかなり広いスペースを占めているので、
展示の仕方では、もっと面白くなると思われるのだが。
それはヴィーブルにある合志歴史資料館も
似たようなものなので、勢い、
一緒にしちゃって、女性センターでも作った方が、
施設としては生きる、という考えが出てくる。
しかし、それでいいのか、諸君。
3月27日の熊日夕刊に
面白い記事が出ていた。
「1人入れば満員 『世界最小』博物館」
マケドニアのジュプシーシュテ村で
建築家のシメオン・ズラテフさんが運営するもので、
食器や農具、民族衣装など主に
19世紀以降の地元の生活用品約1150点を公開している
のだそうだ。
なんと床面積は7.2平方㍍。2坪ちょっとである。
それでも、「地元の中高生らを中心に
年間約千人が訪れる」とのこと。
「博物館」とせずに「資料館」としているのは、
維持経費を最小限にするための方便なのかもしれない。
でも、少なくともヴィーブルでは、館長さんが、
歴史研究をレポートにして残されている。
確かに展示場所としては、
一ヶ所にまとめるのもいいかもしれない。
しかし、収蔵庫は必要なので、
スペースに余裕が出来るとは思えないし、
資料の公開の仕方ともども
まだまだ検討の余地がありそうだ。