そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

創造都市とコミュニティ

12月11日 土曜日

熊本大学学際セミナーの続き

熊本大学大学院社会文化科学研究科教授
渡部 薫氏
「都市のコミュニティと文化、ネットワーク」

一口に都市のコミュニティと言っても
まず、その「都市」がどの程度の規模か
それも関係しそうなものだ。
しかし、この際マイタウンに引きつけて考えてみる。

渡部氏のレジュメでは、
都市のコミュニティを
「多様なコミュニティの集まりから構成された複合的なもの」
と定義しているので、単位コミュニティがいくつかあればいいのか。
自治会のような地縁的な結合だけでなく、
会社などの職場、あるいは趣味など、
それぞれの集合が、重なり合っているのが現実だ。

ここで文化という視点が必要になる。
「文化経済時代」という言葉を氏は持ちだしている。
都市で活躍する企業、NPO、自治体などのアクターが
ネットワークの中で結びついて、
創造的な力を発揮、循環させることで、
更なる経済的活力や創造性を高める。

つまりシリコンバレーのように、
経済上のパフォーマンスにおけるローカルの持つ役割が
たいへん重要なのだ、ということだ。

この理論をうちの荒木市長に聞かせたら、
それこそ、自分のめざす「健康都市こうし」そのものだと
狂喜することであろう。
あとはいかに実践に移していくか、
それが政治の日常である。