そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ニューキッズ・イン・オールドタウン

全国的に廃屋に近い状態になった
空き家が問題になっている。
いや、以前から問題にはなってはいたが、
もうどうにかしないといけないという段階に来た
ということがやっとに意識されたということだ。
今年はそういう年だった。

だがそれとは別に
十分住むことが出来る空き家。
中古住宅を資産としていかに流動化させるかという課題に
私たちはもっと前向きに立ち向かわなければならない。

ここ合志市に住んでいると
特に宅地造成、新築住宅の建設ラッシュを目の当たりにする。
それが元気なまちというイメージを生み、
また住みたいまちとなるのだろう。
そこはディベロッパーや住宅会社の
「夢を売る」姿勢に負うところが大きいのかもしれないが。

反面、確実に空き家も増えて行く傾向にある。
その流れを止めることはできないのか。
新築住宅取得に対する過度な減税や、
最近では消費税上げの悪影響を緩和するために
現金給付など馬鹿げた発想を恥ずかしげもなく
政策として持ち出す人もいるなかで、
過去のニュータウンは世帯数の自然減に任せていいのか。

成り行き任せが自然の、また歴史の習いなのかもしれない。
だが、将来を見越すことのできない地域は
その資産価値が減少するばかりか、
治安の悪化につながりかねない。

コミュニティとしてのまとまりは、
新たに入ってくる人にとってはバリアーになることもある。
さまざまな課題に取り組むことで
新しい住民を獲得する競争があってしかるべきだ。
少子高齢化が進む日本全体に言えることだから。