そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

報連想

11月24日の熊日「こころノート」に
小学生の塾、習い事が引き起こす「イライラして」
について(保健室のせんせい)が書いていた。

 近年、基本的な生活習慣が子どもの体だけでなく、
 心(脳)の育ちにも深く関係していることが実証されてきた。
 そこで、国も、「早寝・早起き・朝ごはん」の普及に力を入れている。
 遊びが、社会性を育む大切な学習であることも知られている。
 

 だが現実には、塾や習い事で放課後の自由な時間がない子ども、
 睡眠不足や不規則な食生活などで生活リズムが崩れている子供が増え、
 彼らの育ちには不安がのぞく。


わが子の将来を思うこととはいえ、
それで心身の成長が犠牲になっては本末転倒だという話。

ここでは小学校の保健室のせんせいが書くことだから、
小学生の問題であるが、
実際は就学前の生活習慣が受け継がれる部分もあるのではないか。
保護者の仕事によって、子どもたちが影響を受けることは事実だが、
その家庭ごとにさまざまな事情があるので、
そのことで、お宅は間違っているなどとは言えない。
ほとんど子どもの面倒を見る余裕がない家庭で
子どもが自分で生活リズムを獲得することもあるだろう。

塾や習い事が将来何かの役に立つこともあるだろう。
しかし、それは子ども自身がそこから何をつかむかである。
進学に有利だとしても、
その進学先で何をつかむかは、その子によるし、
過大な期待を寄せても、それに応えてくれるかどうか。
わが身を振り返っても、
というところまで行っちゃうと、・・・になる。

話が大幅にずれた。
今朝のNHK総合の「あさイチ」でも
子どもにちゃんと朝食を取ってもらうために
手の込んだメニューにチャレンジして失敗したお母さんが
出ていたんだけれど、
あまり一所懸命になるよりも、少し視点を変えてみたら、
案外普通に食べてくれたという体験があってた。
3歳児ぐらいだったけれど。

そういえば、私がホウレンソウが大好きなのは
テレビアニメでポパイの好物の影響である。
いや、ホウレンソウに限らず、
恥ずかしながら、数多くの広告戦略に乗せられてきた
自分の人生に思い当たるのである。
いや、そういう話ではなかった。

動物としての人間が、
もともときちんとした生活習慣のもとに
成長してきたかどうかはわからないが、
現代を生きて生き残るには、
それに飲み込まれないような生活習慣がないと
心身共に成長が阻害されて、
よりよい人生を送れなくなる恐れ大であるということだ。
これをやれば絶対大丈夫というものごとは
この世にないということだけは信じていいかな。