私の携帯は、縁あってauだ。
検索には便利だと思っていたのだが、
実際、携帯サイトはあまり役に立たない。
というか、利用料を払うことが前提の情報のデパートである。
これは、致し方ない。
何が言いたいかと言うと、
これは私の要領の悪さもあるかもしれないが、
ゴールデン・カップスの「蝶は飛ばない」が何年に発売されたか、
ついにわからなかったということなのだが。
多分、1970年頃だと思う。
このジャケット写真の爽やかさに反して、
なかにし礼の書く詞は、重たく内省的だ。
私は、14か15歳で、人生に行き詰まっていた。
何とか、この悩み深い井戸の奥底から抜け出したく、
もがき苦しんでいた。
いま思うと、うそみたい(笑)
それで、「蝶は飛ばない」の英語タイトルは(東芝音工のレコードには、
なぜか必ず英訳タイトルがついていて、英語の勉強になった)、
“BUTTERFLY WON'T FLY”
蝶は、どうしても飛びたくないらしい、という意味。
このジャケット写真を撮ったフォトグラファーのクレジットはないが、
いろいろ問題の多かったカップスの連中が、
ものすごく自然な表情を見せている。
徹夜明けのまばゆさかもしれないが、
青春の光を浴びた彼らが、そこにいる。