そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

全国市議会旬報から

全国市議会旬報、6月15日発行第1871号は、
第89回全国市議会議長会定期総会の特集。

来賓祝辞から引用しよう。

まず内閣総理大臣 安倍晋三氏。

「大切なことは、『地域の元気なくして日本の元気なし』
ということです。成長戦略は、地域の発展につながるものでなければ
なりません。魅力あふれる地域をつくるためには、
地域ごとに創意工夫を凝らし、地方が自らの発想で
特色を持った地域づくりをしていくことが必要です」

誠にごもっとも。

「切れ目ない経済対策を行い、
地域の活力、地域の元気づくりを全力で応援するとともに、
引き続き、地域経済の活性化に資する成長戦略
策定してまいります」

その言葉に嘘はないだろう。
もちろん自分の言葉で語っていると思われる。
また、祝辞とはそういうものである。

しかし、全国から集まった市議会議長たちは
首相のその言葉を聞いて、それを全面的に頼りにし、
黙ってついて行こうと思ったであろうか。
あなたたち、まずは自分で頑張りなさい。
そうすれば成長戦略の恩恵に与れますよと、
言われているも同然なのに。

心強い取り組みの例として、
佐賀県鳥栖市重粒子線治療施設とか、
横浜市の待機児童ゼロ対策を首相は挙げた。

私はこの記事を読んで、
それでも、地道にやるしかないなと思ったことでした。
国を当てにしない方がいいのは今に始まったことではない。
もちろん自治体の実務としては
国とうまくやっていくことが求められるけれど。