フジテレビ系「ありふれた奇跡」について、2月16日熊日夕刊に高橋秀実氏が書いている。
山田太一脚本の独特なセリフ回しが、今回、仲間由紀恵のせいで、
「全体的に理屈っぽい印象で、見ていると次第にいらだってくる」らしい。
私は、仲間由紀恵が好きなので、それが彼女の魅力なのよ、と思う。
しかし、彼女のあのしゃべり方が嫌いな人は珍しくない。
テレビの連続ドラマが、新シーズンになると、時評があちこちで散見される。
私も自分の感覚をチェックするために、そういう文章を読むのだが、最初の方はたいしたことがなくても、
次第にそういうことだったのか、と納得することもあるので、そういう批評は遠からずとも当たらずと思った方がいい。
もちろん、最初面白そうでも回を追うごとに、どうでもよくなる話は多い(苦笑)
自殺未遂で始まり、結婚を前提にした若い恋人たちの家族計画に問題は移る。
ありふれているとは言えない双方の家族のありかたに、
静かだけれど、確固たるドラマがある。
仲間由紀恵の演技がうますぎたら、たかがテレビドラマなのに重すぎてしようがない。
そこんところ、ヨロシクゥで理解してもらいたいと望む。
This is it, thank you.