7月8日の熊日に
広がる知の体系「死生学」という記事があった。
「よりよく生きるために死を見つめ、
自分なりの死生観を形成して最期に臨む。
その支えとなる新しい知の体系『死生学』が広がりをみせている」
とある。
この記事を読んだ記憶はないが、
死にまつわる事柄をいろいろな人から聞く
自主講座をやりたいなとちょうど考えていた。
アルフォンス・デーケン上智大名誉教授は
「死に関わりのあるテーマに対して
学際的に取り組む学問」と定義づける。
関西学院大人間福祉学部の藤井美和教授は、
「死を含め、生きることを考えるのが死生学」
「生死の問題は小手先では無理。
人間に関心を持ち、若いうちから
『いのち』について考えてほしい」と。
子どものころ
年寄や親戚の人がたくさんいる環境で私は育った。
また毎月お坊さんがお経をあげに来ていて、
お説教も祖母たちと一緒に聞いていた。
それは空気みたいにそこにあった宗教的な雰囲気。
そうはいうものの、死を忌むべきものとして
ずっと引きずっていたと思う。
しかし、これが科学の発達と文化的な成熟というものか。
死に対する考え方も、
世の中で昔と今ではずいぶん変わってきた。
超高齢社会に突入してしまったせいかもしれない。
「死生学」ウィキペディア→リンク
これはよくまとめられている。