そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ヒギン・ザ・ビギン

「個別の従業員に関することなので、
コメントを差し控えたい」と肥後銀行文化・広報室。

熊日夕刊に
過労自殺 肥銀を提訴」という記事があった。
その前段には、3月20日に熊本労働基準監督署
労働基準法違反の疑いで、銀行と役員ら3人を
書類送検したという記事があったのだが、
何を唐突にというのが、
おそらく熊本県民の一般的な受け止め方だったと思う。

サービス残業は法的にも道義的にも
良くないということは誰でもわかっているし、
銀行で慣習的に行われていたことも何となく察しがつく。
熊日肥後銀行の事件を記事にするということ自体、
時代は変わったものだと私など思ったものだが、
今日の夕刊を見て納得が行った。
過労自殺 肥銀を提訴」までの
出稿の一連の流れが出来上がっていたのではないのか、
と思う。

労働問題はセンシティブな情報であるが、
提訴されたことで、すべてが明るみに出ることを期待する。
自浄作用が効かなくなることは特別なことではない。
それをどれだけ深刻なことと受け止め、
組織として生まれ変わることができるかが大切なのだ。