そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

TVドラマ「ビューティフル・ライフ」~3/28/2000

ビューティフル・ライフ」最終回でやっと気づいたこと。
 美容師にとってお客さんは椅子に座っているもの。それで杏子の車椅子、地上100cmの視点に対しても柊二は、ごく自然に腰をかがめ、同じ目の高さで、一緒に物を見ることが出来たのだろう。バリアフリーの考え方から設定された職業だったのかもしれない。

 そして、杏子の死後、死化粧を施す場面や、火葬場のシーンでは、人の死を特別視せず、日常の延長上にあるものとして、さりげなく描いていて素晴らしかったと思う。
 やはりドラマは丹念に作るべきものだという当り前のことが、よくわかった。

Then and Now : 週刊「ザテレビジョン」「ボイス・ボックス」欄に投稿。不採用。この頃になると、ジャニーズ系とモー娘。のために存在する雑誌になっていたので、自分で評価するのも何だが、こういう硬い文章は、私に限らずほとんど載らなくなっていた。それにしても、この「気づき」は、我ながら本当にうれしかった。RKKでは、現在、深夜に再放送をやっているらしい。