そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

試行実験としての表参道ヒルズ

 表参道ヒルズを設計した安藤忠雄さん。
 同潤会アパートの一部を残すというアイデアを最初は住民に反対されたという。普通は、スケジュール的にもきついので、大概で説得をあきらめて、住民の意向に沿った形で計画を進めそうなものだが、氏の場合、元々頑固なのか、自信があるのか、使命感に燃えているのか、3年がかりで話し合いを続けたのだそうだ。オープンのとき、テレビのインタビューで語っていた。
 自分の考え(というより、より大きなミッションを抱いていたのかもしれないが)が正しいと思ったら、ごり押しできる立場にあっても、それがどんなに困難でも、やはり交渉・説得を地道に続けることが大切だし、そうしなければいけないということを、私はこのことから学んだ。
 グレートな人だ。なかなか、そこまでやらないよ。