外国資本が日本の森を買いあさっているという情報が
昨年、熊本でも飛び交った。
数年前、外国のファンドがサッポロビールの
経営権を奪取しかけたことがあり、
目的はサッポロの持つ貴重な水資源だと
言われたことがあった。
そう書いていたのは、沢尻エリカの夫
高城剛だったかもしれないが、手元に本がないので、
確認はできない。
例によって、いまごろ昨年11月下旬の熊日を
整理していたところ、11月28日付「サンデー特報」に
その事実を確認すべく山口和也記者が
取材していた記事を発見。
結論から行くと、
確かにそういう事実がないわけではないが、
総森林面積からは、今のところわずかであるらしい。
「もともと地下の水資源が狙いとすれば
深く掘ればよく、
大面積を買い付ける必要性はない」という見方も。
「もう一つ、現在の議論ですっぽりと抜け落ちているのは、
この30年余り世界中で森林資源を『買いあさって』きた
代表国の一つが日本という事実だ」
林業経営の厳しさから、
山林を売ってしまいたいという所有者がいる。
その元凶が、安い外材を求めて、
海外の森林資源を買いあさった日本の姿勢だったとは。
買い占められるという危機感は、
過去に買い占めたというの意識による
ものなのかもしれません。