そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

スリランカに学ぶ

1月26日 水曜日

合志市総合センター ヴィーブル文化会館にて、
平成22年度
菊池郡市社会教育委員連絡協議会プレゼンツ
子育て特別講演会が開催された。

連絡協議会プレゼンツっていうのが、かっこいいい。

スリランカに学ぶ、子育て親育ち」と題して、
スリランカ小中学校音楽教諭で、
現在、九州ルーテル学院大学心理臨床学科に留学中の
カマル・カルナーラタナ氏の講演があった。

なぜ、スリランカに学ばなければいけないのか、
と問う人もいるかもしれない。
経済的に大国である日本が上で、
前はイギリスの植民地だったセイロンは途上国だ、
という意識がどうしても抜けない。
経済至上主義の考え方で行けば、
未だに洗濯は手洗い、掃除は箒で、
子どもの手を取り、そのやり方を教えるだなんて、
そんな時代に戻れるだろうかと思う。
毎朝、仕事に行く前に子どもと手をつないで、
学校へ送り、先生と言葉を交わすなど、
そんなことでは、日本の産業が成り立たない等など。
母親は圧倒的に専業主婦で、
なおかつ父親も家事を分担する。

スリランカは仏教の国で、
子どもたちは毎朝花を持って学校へ行き、
花をあげ、お経をあげて瞑想する。
それで集中力を高めて勉強に入るのだそうだ。

あり得ない!ではない。
文化の違いを知った上で、
それではわが国で出来ることは、と考ることにしよう。

講演の最後に、
自分でハーモニウムを弾きながら
スリランカの子守唄を歌い、そのあと
カラオケで「翼をください」を披露してくれたカマルさんは、
スリランカ・インド声楽家でもあるそうだ。
日本語も達者だったけれど、
こと歌に関しては、歌詞の意味なんて関係ない
という感じがしたのが発見だった。