そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

何のためのサポーター制度か

Dsc_0414

一昨日に続き2回目の登場。
LRT都市サミット熊本2012のチラシです。

緑の芝生の中を走る超低床電車・・・と熊本城。
デザインセンスの無さはこの際目をつぶるとして、
9月24日の熊日にタイムリーな記事が出ていた。

熊本市電の軌道敷内緑化 サポーター制度不振」
「開始3年半 寄付金目標の1割弱」
「緑のじゅうたん 根付かず」
LRT都市サミットに合わせての記事かどうか、
山本晃記者に訊ねてみたいところだ。

こう言っちゃなんだが、
熊本城の一口城主と似たような手法を採った時点で、
私はこの事業はかなりきついなと当初から考えていた。
私はご存知のように、自分の考えと合わないものには、
かなり辛辣なので(ふつう誰でもそうか)、
軌道敷内緑化自体がとん挫することを恐れた。

というか、それほどまでして軌道敷内緑化を進めるよりも先に
公共交通政策自体を前に進めるべきではなかろうか、
と考えたのである。偉そうに書くことでもないが。

ただここまで来ると、
芝生による軌道敷内緑化が目的なのか、
サポーター制度の維持が主要課題なのか、
熊日の記者も訳がわからなくなっている(苦笑)

地球温暖化防止とか、ヒートアイランドの緩和、
それを前面に打ち出していかないと、
例えばメインの通町筋の中央分離帯に当るところに
真っ赤なポールを一列に並べてしまって、
景観を台無しにしてしまうようなことになる。

あれは、軌道敷内通行禁止にも関わらず、
芝生を横断して踏んたくって(熊本弁で踏み荒らすの意)
しまって一部枯れてしまったためだったと思うが。

もちろん、緑と赤のコントラストが
いかにも熊本市現代美術館前の目抜き通りに相応しく、
アバンギャルドでクール!!
という人もいるかもしれないが・・・なんてね。