3月27日 水曜日
西合志図書館のブックスタートがあるというので、
西児童館へ。
いまでもふれあい館と児童館の境目がよくわからない。
それがこの施設の良いところなんだけれど。
このブックスタート、
絵本の読み聞かせを通じて
母と子の豊かな時間を過ごしてもらいたいという企画。
もう10年以上続いている。
新生児の7か月検診のときに実施している。
この日の予定は28組。図書館の司書さん3名が対応。
エコバッグみたいなキャンバス地の袋には
ブックスタートについてのパンフレットと2冊の絵本。
お母さんに抱かれた赤ちゃんに
司書さんが読み聞かせをやってみせる。
「やってみせる」や「お手本」というのは適当な表現ではない。
一つのやり方を示すと言うべきか。
私は前頭前野がくたびれてきているのか、
そういう場面で、どうも目頭が熱くなってくる。
父親はそのとき仕事に没頭しているであろう午後のひととき。
赤ちゃんとお母さんと絵本と読み聞かせをやる女性たち。
こんな幸せを3Dにしたような世界にいることの
何と素晴らしいことだろう。
現実の世界では貧困や戦乱が絶えない。
そこでは子どもたちは幸福に包まれるより先に
飢えや不安を感じさせられる。
日本に、いや合志市で育つことの何と幸運なことか。
君たちのために、オジサンは頑張るからね。
と、決意を新たにしたのであった。