そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

EIGHT DAYS A WEEK


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光の森の東宝シネマズで上映しているのはありがたいが、
朝9時からと夕方5時40分開始しかないので、
とと姉ちゃん」もそこそこに早朝から妻と出かけた。
最初のシーンはもう忘れたが、最初から目頭が熱くなった。
さまざまな人のインタビューが折り込まれているが、
ウーピー・ゴールドバーグが、ビートルズの音楽に掲示を受けて、
自分が黒人でいることを自己肯定したと語るところでは
つい泣きそうになった。
公民権運動とビートルズの関係は初めて知った。


映画では、確かゲイターボウルでのコンサートが取り上げられていた。
監督のロン・ハワードはアメリカ人なので、ジョン・レノン
不用意な発言によるビートルズ排斥運動についてもきちんと描く。
ビートルズぐらいの存在になると、
いろいろな切り口で、こういう映画がまだ何本も作れそうだ。
イギリスでの活動を中心にするとか。
少なくとも研究書は山のように書かれていることだろう。
私も昔集めかけたことがあって、ブライアン・エプスタインの自伝
(もちろん邦訳)というのもあった。
サブタイトルが、THE TOURING YEARS なので、
スタジオに籠り始めてからのことはアルバムジャケットですっ飛ばし、
最後に映画『レット・イット・ビー』のルーフトップライブから、
「ドント・レット・ミー・ダウン」と「アイブ・ガッタ・フィーリング」
の2曲を。寒かっただろうに、ポールだけはコートを着ていなかった。
ああ、懐かしい、なつかしい。
言葉に出来ないとは安直だけれど、語りだしたら止まらない。
エンドロールは、ファンクラブのソノシートのクリスマスメッセージ。
実に粋なはからいというか、彼らが愛された理由がよくわかる。
シェイスタジアムのライブ映画は、よくぞ撮っていてくれた、
というだけではなく、特にサウンドを
現在の水準に再現できる技術に驚く。
あと、レコード会社との契約がひどいものだったので、
コンサートで稼ぐしかなかったと言ってた(リンゴだったか)。
ビートルズにしてそうだったのか。
アップルレコードを自分たちで設立したわけだ。