そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

歴史と文化②

歴史に関心がない人は多いと思います。
私の中学・高校時代からは半世紀が過ぎたので、
今の歴史に関する学校の授業が
年号を暗記することかどうかはわかりませんが、
私は物を覚えるのが苦手で、歴史の勉強は後回しと言うか、
あまりやらなかった記憶があります(こういう覚えは良い)。
では歴史に興味がなかったかというと、
生まれたときから祖父母と同居していたこと、
祖父母が苦労した経験、父母がどういうふうに育ったか、
親戚の話、昔の暮らしぶりなどよく聞かされていました。
覚えているのは、何度も同じことを聞いたからだと思います。
どこまで事実に即しているかはわかりませんが、
それらの語りが、私の中では一面の真実として、
私という人物を形作っていることは間違いありません。
そして高齢者になって思うことは、
歴史を語り継ぐことの大切さです。
ものの見え方は、見る角度、視点により変わります。
今現在のことでも、さまざまな解釈や意見があるのですから、
過去の歴史として残された事物に偏向があって当然です。
これまでの記録や文書などを大切に保管存続させ、
そこに分析と研究を行ないつつ、
これからもできる限り、性格で豊かな記録を残していくこと。
それがなぜ大事かというと、それらの上に、その足跡のその先に
私たちの今があり、今の課題を解決するヒントが残されている。
私はそう考えます。