そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「もう何度目かのボブ」

週間ネコ通信「Cradle」第33号をお届けします。
これは、私の友人が送ってくれるメルマガのコピーです。

「もう何度目かのボブ」

最近藤沢周平の「本所しぐれ町物語」というのを読んだ。
山田洋次がさかんに映画化している武家モノではなくて庶民の暮らしを描いた市井モ
ノと言われてるやつ。しぐれ町という町内に住むいろんな人々を主人公にした短編による連作シリーズ。
「ねこ」「再びねこ」「三たびねこ」「最後のねこ」というのが途中途中に入っている(今手元に無くて正確では無いかも知れない)。
巻末に藤沢周平と評論家の対談が載っていて、その中でプロットにつまった時にこれらをはさんだ、というようなことを言っていた(ような気がする)。
ので、あやかっても不敬にはあたるまい、なんちゃって、みたびボブ。
Mitabibob ここ1週間タンゴが来なくなって、朝来るのはボブ。カーテンを開け窓を開けるとその音を聞いてたたたと走って来る。そして子猫の鳴き方(コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」にはハイイロガンの場合だけれど「わたしはここよ、あなたはどこ?」と訳してあった、そんな子猫が母ネコを呼ぶときのような)で鳴く。
そうすると私は、アタマをとって(!)煮干しを10匹ばかり投げてやるのだ。もうそんなになっていのだから慣れてていいはずなのに、投げた瞬間にはこいつ、逃げるね。で、すぐ戻って来て食べる、変なやつだ。

ネコばっかりではなく毛虫も来るし、小鳥も来る。
鳥の名前をよく知らないのが残念なのだが、これはメジロだ、間違いない。
仲のよいつがいでやって来る。ブナの木にも玄関側の駐車場の所の椎の木でも、巣立ったあとの巣を見つけたことが何回かある。こどもと一緒にかけた巣箱の中にも営巣していた。
たいてい枝を剪定する時見つけるのだが一度はまだうす緑色のたまごが2、3個入っているのを見た事もある。慌てて剪定は中止したけれど。
ホオジロかなと思ってサイトで調べたけど、やって来るのはもっと黒いなぁ、とか長目の尾のちょっと大型のとか、セキレイも来るな。スズメはもちろん来る。カラスは近くのボーリング場のネオンサインの上に群れでとまっている。
鳥の名前を知らないのは、本当に残念なことだ。

Mezirow 写真左:破線の丸の所に遠景だけど昔の巣が写っている。でんき虫退治の時見つけた。写真右:虫ばかりでなく蜜も吸うらしいね。105mmのレンズではこれが限界、少なくとも200mmくらいないと小鳥の写真はキビシいね。

●このメルマガは、こういう時投稿写真来ないかなと思っている男の庭を中心に、
2、3軒のご近所を縄張り・通り道にしているノラ猫(ベネツィアでは自由猫とも、また最近ではTNR運動がらみ で地域ネコとも呼ばれている)達と、
木更津に行っては見たが1匹のネコも見つけられず、あそこはタヌキの町だって知ってたぁ?(映画観てたら常識だったのかしらん)、映画観てない男の一方的な交流を綴ったものです。
ご迷惑かもしれませんが、ま、見てやってください。