昨日のことだ。
とある交差点で、黒塗りのクラウンロイヤルサルーンの後ろに付いた。
何気なく見ると、トランクの後部に「個人」の文字。青ナンバー。
なるほど、高級車のハイヤーで個人タクシー。これは、商売になるだろうな。
もちろん、タクシー運転手さんの仕事も大変だと思います。
が、いま世の中、コンシェルジュ、執事ブームである。博学のタクシーの運転手さんも珍しくないだろう。
後部座席には、ネットに接続された情報ツール。寡黙なお客様には静かな時間を。
見解を望むお客様には的確な一言。
お抱え運転手ではない。適度な距離を保つ忠実なパートナーであり、信頼のおける友でもある。
そういう仕事もいいな。
個人タクシーの免許を取得するのはむずかしいと聞くが、それなりの顧客を乗せて悠々と走る、選ばれたタクシー。
いいと思いませんか。
A taxi driver is a concierge.