文藝春秋8月号に、石原慎太郎氏が
「日米安保」は破棄できるという文を寄せているが、
その一番のテーマは、意外にも環境問題である。
「中国がいくら軍拡しようが、
インドが空母を持とうが、北朝鮮が核を持とうが、
後になってみればまったく無意味な努力でしかなかったという
全地球的な事態が到来するのではないだろうか」
それは、地球温暖化問題に
根本的な解決が図られなかった場合には、ということだ。
東京に、半ば強引にオリンピックの誘致を進める
強面の都知事。の政策と整合性がないような・・・
氏は環境問題については、もう手遅れだというニヒリズムに
毎日のように陥らざるを得ないとまで、書いている(大意)。
「物質的価値より、精神的価値に
重きを置いてきた伝統を持つ日本人」ならば、
経済至上の世界を、正しい方向へ導くことが出来る。
ということを石原慎太郎は言いたいのだ。
その無条件の自負心には、ただ敬服するしかない。
Japanese are great.