そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

市長の部屋

合志市長が荒木義行氏に替わって、
目に見えてよくなったことに、
市のホームページの「市長の部屋」の更新が、
わりとまめに行なわれるようになったことがある。

「新年のごあいさつ」→リンク

その中で、昨日開いたとき、「稼げる市づくり」が
嫁げる市づくり」となっていたので、
教えてやらなくちゃいけないかなと思ったものの、
「嫁げる」にも重要な意味があるので、
ダブルミーニング(?)で面白いかもしれないと
ちょっと躊躇していたら、
今日見たところ、訂正してあったので、
よく気づいたなと感心した。

なぜ「嫁げる」に意味があるかというと、
合志町(村)は、もともと豊かだったわけではなく、
水資源も不十分で、
「竹迫(タカバ)に嫁に行こか、ゲズの木に上ろか」
とまで言われていたほど貧しかった。
ゲズ(カラタチ)の木には、幹にとげがあって、
とてものぼれるものではないことの例え。

そういう歴史的な経緯をたどれば、
「稼ぐ」と「嫁ぐ」が非常に密接につながっていることに
改めて気づかされるというわけだ。

歴史的背景よりか、
いま稼ぐことの方が大事かもしれない。

「あるある運動」について。
「あるある」は、かなり前から言われてきたこと。
「何でもあるバッテン、これというモンがなか」
それが、幾度目かのブランド推進につながっている。
しかし何が強いって、「これしかなか(これしか無い)」に
勝るものはない。
だから「あるある」を他所より「稼ぐ」に、どう持っていくか、
「お手並み拝見」 (by 中川五郎)

ついでながら、
「ゲズの木」を検索しても、
ほとんどそれらしいものをヒットしなかったのだが、
ゲズは、ミカン苗の台木として使われているという。
そういう記述を、ブログ「大石養生園」に見つける→リンク
目立たずとも支える礎となる。
いろんなことを考えさせられる発見だった。