定例会一般質問終わりました。
全国の地方議会で同じように定例会が開かれていると思います。
で、一般質問の自分の番が終わった人は、
みな一様にほっとしていることでしょう。
かくいう私も、出来の良し悪しは別として、
終わったーという解放感と達成感に浸っています。
質問事項は、まちづくりについて、ということで、
「まちづくり」とは何かという、少々抽象的ではありますが、
行政の果たすべき役割について、
質問から、執行部の考えを引き出すというよりも、
ちょっと持論展開になってしまいました。
ポイントは、全国的に問題になっている空き家対策の
プラスの部分というか、中古住宅としての活用、
新規の住宅開発や、新築だけではなく、
既存の住宅街に新しい市民を呼び込むことで、
持続可能なまちづくりをすることを、
住宅マスタープランとして、総合計画の中にも取り入れたい
ということでありました。
確かに合志市では、市街化調整区域が、
全体の均衡ある発展を阻害している面はあります。
しかし、かなりハードルの高い規制緩和を求めて、
その達成に時間をかけるだけではなく、
別の方向から、新しいまちづくりの方策を練っておくべきではないか。
国土の均衡ある発展を説いた田中角栄張りのアイデアは、
地方自治体スケールでも、いまや時代遅れになっています。
なぜか、発展が一過性のものとなり、
廃れるところは、やはりそのうち廃れてしまうという、
歴然たる事実がそこにあることが分ったからです。
時代とともに、変わりゆくもの、移ろいやすさを
常に感じ取って、それなりに対処していくのが、
自治体行政の役割です。
スケールの大きな、また10年20年という時間軸を持ちながら、
ある意味、場当たり的な対応も取らざるを得ない。
一見スマートなやり方には見えないかもしれませんが、
未来を見据えながら、いまやらないといけないことを
きちんと分かっているということが必要なのです。