昨日閉会した合志市議会定例会の一般質問の答弁で、
荒木義行市長による「子育て支援日本一を目指す」の看板を
できるなら下ろしたい、という発言があった。
それはもちろん、子育て支援政策を
後ろ向きに変更するという意味ではない。
一向に認可保育園の入所待ちの乳幼児が減らない現実に
行政の努力不足のように思われていることに対するいら立ちであろう。
私は、「子育て支援日本一を目指す」ことが
合志市のまちづくりに貢献しないなら、
思い切って、そこそこ支援に移行すべきだと思う。
ただそうなると、合志市の子育て支援を評価して、
このまちに新しい家を建てたり、引っ越してきた家族に対する
重大な裏切りになってしまうこと、
また現在の手厚い支援を、どのように収束させていくかという、
さらなる困難が待ち受けていることは容易に想像できる。
合志市の将来を見込んだ子育て支援の最大の問題は、
お金をかけて育てた子どもたちの多くが、成長したら
市外に出て行って、戻って来ていないのではないかという
漠然とした危惧である。
それを調査したという話は聞かない。
もちろん近所で、家族を持ってここに戻ってきたという話もあるが、
そう多くはないのではないか。
本日、西合志庁舎で開かれた
第1回合志市子ども・子育て会議を傍聴した。
これは、子ども・子育て支援法に基づくものなので、
実務的には「子育て支援日本一を目指す」こととは無関係に
設置しなければならないし、基礎自治体の市町村で、
それぞれに頑張りなさいと、国から言われているに等しい。
それが地方分権ということなのか。
立派な資料をもらったので、
これを機に勉強してみたいと思う。