午前中、菊池恵楓園ボランティアガイド。
案内したのは、
合志市人権教育推進協議会学校部会の約80名。
この春、合志市の小中学校などに異動で来た先生方。
4人で、3班に分かれて案内した。
いつもとは少し順番が違って、
最初に、社会交流会館で展示の説明を受けた後、園内を見学、
最後に恵楓会館で、講話となった。
今日のお話は稲葉さん。
全行程終了後、ガイド控室でいろいろ話をした。
本日の反省等を日誌に書いて、自治会の事務所に
控室の鍵と一緒に返しに行き、
そこで、担当のHさんから聞いて、突きつけられた現実。
いま、講話ができる入所者は2人しかいない。
もともとそんなに多くはなかったのだが、
ふたり、か。
今日は暑かった。
室内は冷房が効いていたが、
何となく、身体が自分のものでないような、
あれから、ボワンとした感じが続いている。
ハンセン病と菊池恵楓園に関心を持つ人なら、
誰でもそうだと思うが、
私は合志市に住む者として、特に強く感じる。
何を優先すべきかは、それぞれの立場もあろう。
しかし、どれも同じぐらいの重さがあることなのだ。
いや、ことの軽重で判断すべきことではないことは、
重々承知しているつもりだが。
時間が後戻りできない世界に生きていて、
未来志向でないことなど、何一つないはずだ。
社会交流会館(歴史資料館)前の睡蓮。