昨日の熊日に、小林義人記者が、
九州産交バスの路線再編について書いていた。
見出しは、「バス再編 住民の足に‶影〟」
「九州産交減便や廃止 困る やむなし 思い複雑」
「苦戦続く熊本都市圏網」など。
先日、概略は報道されたので、記者が実際にバスに乗り、
利用者、行政担当者の声も聞きましたというもの。
大津町から熊本交通センターの便は、
中学高校時代から、大変お世話になったので、
多少はセンチになるところもあるが、
現実には、九州産交の路線バス存続が大事である。
大津町に今でも住んでいたら、もう少し感じ方が違うのだろうが。
ただ、1面トップにこんな記事を載せられても、
何の力にもならないだろうと思った。
新聞は事実を客観的に伝えるだけしかできない。
バスはもっと使える住民の足になるのかとか、
そういう前向きなムーブメントにつながらない「特報」に
あまり意味があるとは思えない。
小林記者も前から公共交通に関する記事を書いているのだから、
今回の九州産交バスの路線再編が、
熊本交通センター自体の機能再編や、
熊本駅周辺のサブターミナル機能、
また、JR九州の鉄道網や熊本都市バスとの役割分担とか、
それらを総合的に俯瞰してもらいたいものだ。
次の記事に期待しよう。