そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

高校生の思い

今日の熊日に「安保法施行 県民の思い」という特集記事があった。
その中に、熊本市の私立高校3年生男子のコメントがあった。
これが実に素晴らしい。

「武力で安全を確保するのはナンセンスで、安保法には反対。
本当にいいやつなら、クラスの仲間から攻撃されることはない。
日本は外交努力でそんな立場を取るべきではない」

安全保障をクラスの事情で説明するのはどうかと思う。
しかし、ここでは「武力で安全を確保するのはナンセンス」という部分が大事。

彼は、高校生平和大使として活動していたらしい。
いろいろな人と話すことで、こういう考えに行き着いたようだ。
「賛成派にも一理あるし、必ずしも安保法が『戦争法』だとは思わない。
ただ、武力に頼るしかない法律なら、いらない」

彼の思考は柔軟だ。抑止力の本質を捉えていると思う。