ノスタルジーに浸れるのは、
まあ割りと良い人生を歩んできたおかげか、
それともヒトの記憶特性で、
昔のことは良いことしか思い出さない。
そういうことかもしれない。
というようなことは個人的な話で、
もう一つそれに関連することもあるが、
地域の歴史と文化という観点がある。
昨日、黒石原コミュニティセンターで
合志市の近代遺産を学ぶ会の集まりを持った。
いよいよ、2月25日(土)に発足会を開く
段取りが整いつつある。
学校で歴史を学ぶときも、
近代になると時間切れで駆け足になることが多い。
それは今も昔も変わらないのではなかろうか。
近現代は評価が固まっていないからと言い訳されるが、
それは国の教科書検定制度の制度的欠陥でもあろう。
安倍晋三首相がよく言う、
歴史の評価は後世の専門家に任せるという言い逃れこそ、
近代の歴史を自分たちに都合のいいように解釈するための
方便であるような気がするのだ。
事実をありのままに伝えることができて初めて、
後世の歴史家の評価を受けることができる。
私はそう考える。
実際は立場が違えば言い分も違うように、
客観的な物の見方にも角度による相違がある。
しかしともかく、残し伝えようという思いから、
まずは始めたい。
多くの人に興味を持ってもらうように。