1月21日(土)
熊本学園大図書館で、
図書館海援隊フォーラム2017が開かれた。
基調講演は、図書館海援隊長神代浩さん。
元文部科学省社会教育課長でビジネス支援図書館推進協議会理事。
演題は「震災と図書館~復興のために何ができるか~」
文部科学省への被害状況報告データをグラフ化すると、
東日本大震災も熊本地方地震も同じような曲線になった。
社会教育・文化は後回し?
・教育委員会はまず学校の状況把握、
社会教育担当職員も応援
・図書館、博物館、文化施設は被災しても、
職員は避難所運営の応援へ
・公民館の多くは避難所に(当日資料より)
ということなのだ。その他。
鳥取中部地震を経験した鳥取県立図書館からは、
支援協力課長の小林隆志さん。
東日本大震災(等)の教訓として。
「こんな大変な時になんで図書館なんて開けてるんだ」
という市民の声に、首長が閉館を決断した。
その衝撃が忘れられないそうだ。
そこから図書館の意義を強く認識。
「非常時の対応は、平常時に決まる」
・図書館の有する機能や資料が、様々な場面で
役立つことをアピールすることの必要性
・セーフティネットとしての図書館機能のアピール
・非常時にも図書館の機能が求められるように
(当日資料より)
つまり図書館も頑張らなければならないが、
図書館の社会的な価値を
日常的に周知しておくことが求められる。
そういうことである。
(続く)