そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

指定ごみ袋

ごみ回収の有料化はいつ始まったのか、かなり前としか思い出せない。
最初は証紙を貼るという方法もあったように思うが、指定ごみ袋を
買ってもらい、それに入れて出すということになっているのではないか。
菊池広域連合の中で、合志市の指定ごみ袋が総じて一番安い。
それで市の境界付近のごみステーションには、近隣から持ち込まれる
という話が以前からあった。
だいたいごみ袋の単価は、ごみ処分経費の1割り程度にしかならないと
言われているから、持ち込まれる分は9割を他市町が本来負担すべき
費用を合志市で負担することになる。
全体量からそれがどれほどになるのかは分からないが、
気持ち的には愉快ではない。ただお互い様の部分もあるかもしれない。
ごみ減量の観点から、単価的には他市町程度に引き上げてもいいのではないかと
委員会を設置し議論した経緯もあったのだが、ちょうど熊本地震が発生し、なんとなく先送りになったままである。
もともとは合併時に安いほうに合わせたということもあった。
値上げは不人気なのでそれを提案するのは勇気がいる。
それだけではなく、現実的にある月からいきなり値上げすることの
実務的な難しさもあると思う。元の値段の指定ごみ袋を期限付きで
販売停止にすると買い占めが起きそうだし、値上げ後に以前の袋で
出されたものは回収しないで済むのか。
市民のモラルを信頼するとしても、人間間違えることもある。
それへの対応を考えるとかなりの混乱がありそうな気がする。
環境工場が合志市内にできたこともあり、運搬経費が少しでも浮いたのなら指定ごみ袋を値上げする必然性が薄れたと言われかねない。