まだ風の便りの編集が終わらず、落ち着かない日々を数日過ごしている。図書館に行けば、なんか思いつくかなとヴィーブル図書館へ。借りてた本の返却期限でもあったのだが。くまもと経済の最新号を読んでいたら、いかん頑張らなくちゃという気持ちになった。
生誕100年ヴォネガット
カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集のS・Fマガジンを買っていたが、読んでなかったので、部屋の片付けついでにパラパラめくると、
わたしの好きなヴォネガットを書いているメンバーの大方を知らなかった。
私は前世代なのだなと、老いを実感したが、知らなかった豆知識を得たので、それはそれで良いことなのだろう。
それはともかく、私はいま失読症とでも言えるほど本が読めない。
文章はわけなく読めるのだが、ページをめくるものでは雑誌の記事ぐらいで、本はページが進まない。
まだ小さい字も読めると思っていたが、じつは視力が落ちているせいかもしれない。
歯科は昨日で半年検診が終わったが、
眼科も行ってみるかな。
ドライビング・ホーム・フォー
年の瀬の街を車で走るのが好きだ。
一台一台は忙しない動きであるし、そんなに余裕はないだろう。
しかし、いま生きていることを実感し、
連帯を確認できる時季でもある。
台湾の半導体企業の日本進出が、菊陽町に工場建設というかたちで
一つの決着を見た今年後半をバブルと見るか、凝縮と見るか。
最近になって、ふるさと納税の負の側面が語られることが多い。
年末なので、駆け込み納税が増える時期に、
多少は税収の流出にも触れておかないと公平性を欠くということかもしれない。
ふるさと納税はただのダンピングというだけではなく、
交付税措置がセットなので、仲介業者を潤すための仕組みと
揶揄されても仕方がない。
企業誘致の一世一代のチャンスと、
それぞれの自治体が注力することも、座していては、ふるさと納税によって食われるのと同じという考えに近い。
先日の日経に、中九州横断道路や大津植木線バイパス建設が
TSMC進出のお陰で、急速に進みだしたとでも言いたげな記事があったが、これまでに地元が積み上げてきた努力や尽力を知ってか知らずか
片腹痛いとはこのことである。
歴史をきちんと語り継ぐ、そしてそれをはっきりと示しておくことが
いかに大事なことかを肝に銘じたい。