そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「村上春樹さんへの手紙」① 初夏?/?/2001

拝啓。
 ananに「村上ラジオ」を連載中には、anan編集部気付でお手紙を差上げたことがありますが、御覧になられたでしょうか。
 どういうご縁でか、当地では、西部ガスという都市ガス供給会社のPR誌に村上さんのエッセイが連載されていまして、またお手紙を書こうと思った次第です。

 用件を単刀直入に書きますと、私の住む熊本県菊池郡合志町では、毎年11月頃に町立図書館で「図書館まつり」というイベントをやるんですが、今年のまつりに是非御参加願えないだろうかというお願いです。

 何故、村上さんが九州の片田舎まで、わざわざ来なくてはいけないのかという必然性はまったくありませんし、私達の方にもお願いするに足る大義があるわけでもないのですが、ある種の「まちおこし」のイベントであると同時に、大げさに言えば図書館の役割というのは、わが町においてどういう意義があるのだろうということを考える機会にしたいと思っています。(②へ続く)