そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ドロシー、『おもいでの夏』

『いちご白書』のことを書こうと思ったが、その前に『おもいでの夏』かなと思い直した。夏だもんね。
 1971年製作、高校3年生のときに大劇の地下で見たと思う。色々検索していたら、レビューもあって、 ちょっと読んでみたら、やっぱり30年ひと昔、時代が違うことに気づきました。『グローイング・アップ』シリーズはまだ出てなかったし、純粋にあのノスタルジックな香りを楽しむことが出来たんだから、いいときに高校生だったなあ。
 しかし、今の目で見たら入り込めないというのは映画として普遍性がないってことか。ま、そういう偏向的なレビュー書くやつが集まっているページだということかもしれない。もともと、名作とか傑作とかそういう類いの映画ではないし。
 こちらは、感性的に近い。世代が近いからだろう。原作者の後日談も引用されているが、人生やっぱりあきらめずに、うじうじ思い続けることも無駄ではないということがわかります。

 ミッシェル・ルグランの主題曲のテーマをちゃっかり頂いたのは、ムーンライダーズの「スタジオ・ミュージシャン」。引用のあまりのうまさに、どちらが先だかわからなくなる。というよりも、ある感情は、ひとつのメロディを呼び覚ますということだろうか。