10月16日付全国農業新聞に
「五輪で国産食材使えない!?~厳しい認証基準に危機感」
という気になる記事があった。
業界紙だけに信頼性は高いと言っていいだろう。
東京五輪の選手村での食事をきっかけに、
今でもブームと言われる和食を食材段階から海外に売り込む
好機だと考えている関係者もいるらしいが、
ロンドン大会以降のサスティナビリティ(持続可能性)の考え方が
引き続き食材にも反映される可能性が高いので、
意外やそう簡単にはいかないようなのだ。
ロンドン大会で使用した農産物は、
①グローバルGAP認証か同等基準の認証
②オーガニックに近い国際的な農場認証(LEAF)
③環境保全やアニマルウェルフェア(快適性に配慮した
家畜の飼養管理)なども盛り込む国内認証(レッドトラクター)
のどれかに限られ、農産物の安全性だけでなく
環境面など社会づくりに調和していること(以上引用)
が求められている。
たとえば、「卵は放し飼いの鶏の卵のみを使用」とか
「牛肉や牛乳・乳製品では、生物多様性や森林保全に配慮した
レインフォレスト・アライアンスなどの認証生産者を優先する」
などが、リオデジャネイロ大会では決まっている。
いや、まさにTPPとはまた別の重大な世界基準である。
ほとんど裏付けなしに、日本国内産品は、世界標準、
あるいはそれ以上に安心安全なんて考えている私たちは、
まったくおめでたい国民ではないか。
「それがグローバルGAPであれば、大会全体で
1500万食を超える五輪食を国産食材だけでまかなうのは
極めて難しくなる」と記事では悲観的である。
しかし、政府方針はTPPによって海外の農産物を
できる限り受け入れるということなので、
案外うまく行くのかもしれない。
ただ、今後農産物の輸出を増やすつもりならば、
「五輪を持続可能性を追求するGAPとハサップ普及の
チャンスにしなくてはならない」
これは日本生産者GAP協会の田上隆一理事長の弁である。
業界紙だけに信頼性は高いと言っていいだろう。
東京五輪の選手村での食事をきっかけに、
今でもブームと言われる和食を食材段階から海外に売り込む
好機だと考えている関係者もいるらしいが、
ロンドン大会以降のサスティナビリティ(持続可能性)の考え方が
引き続き食材にも反映される可能性が高いので、
意外やそう簡単にはいかないようなのだ。
ロンドン大会で使用した農産物は、
①グローバルGAP認証か同等基準の認証
②オーガニックに近い国際的な農場認証(LEAF)
③環境保全やアニマルウェルフェア(快適性に配慮した
家畜の飼養管理)なども盛り込む国内認証(レッドトラクター)
のどれかに限られ、農産物の安全性だけでなく
環境面など社会づくりに調和していること(以上引用)
が求められている。
たとえば、「卵は放し飼いの鶏の卵のみを使用」とか
「牛肉や牛乳・乳製品では、生物多様性や森林保全に配慮した
レインフォレスト・アライアンスなどの認証生産者を優先する」
などが、リオデジャネイロ大会では決まっている。
いや、まさにTPPとはまた別の重大な世界基準である。
ほとんど裏付けなしに、日本国内産品は、世界標準、
あるいはそれ以上に安心安全なんて考えている私たちは、
まったくおめでたい国民ではないか。
「それがグローバルGAPであれば、大会全体で
1500万食を超える五輪食を国産食材だけでまかなうのは
極めて難しくなる」と記事では悲観的である。
しかし、政府方針はTPPによって海外の農産物を
できる限り受け入れるということなので、
案外うまく行くのかもしれない。
ただ、今後農産物の輸出を増やすつもりならば、
「五輪を持続可能性を追求するGAPとハサップ普及の
チャンスにしなくてはならない」
これは日本生産者GAP協会の田上隆一理事長の弁である。