そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

テレビの手練手管って

3月31日付熊本日日新聞に、テレビ番組「発掘!あるある大事典Ⅱ」について、
東京国際大学の柄本三代子講師のコメントが載っている。

「(情報に踊らされているというより)実は、消費者はテレビや広告の手練手管を
積極的かつ的確に誤解し、だまされている。
それが日常生活の中のちょっとした楽しみになっている」

これは、かなり鋭い意見である。
氏によると、
1996年に旧厚生省が「生活習慣病」という言葉を登場させたことが
大いなる転換点だということだ。
「日常の生活にとにかく最善の注意を配っていなければならない
というメッセージを受け取るようになっているのが現代の日本人」
つまり
「視聴者は社会の価値観、評価軸と切り離しては
テレビを見ていないんです」

ほとんど引用しちゃっているが、
「メタボリック症候群」という最近の流行語(になった)もその類。
この記事は、出来れば全部読んでほしい。

で、なんで旧厚生省や厚生労働省
予防を旨とする施策を打ち出すかというと、
それはひとえに、国の健康保険制度を破綻させないため。
出さずにすむ給付は避けたいのが本音である。
それは実に合理的な考えだし、国民の健康志向の高まりと
どちらが先に始まったのか、こうなるとよくわからなくなる。

ときに明日は、ココログの24時間メンテナンスなので、
更新はありません。少し心やすらぐ。