そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

三谷幸喜とフジ参詣

三谷幸喜とフジ参詣
※この文章は、映画作品評ではなく、周辺業務に関する批評です。

三谷幸喜が、映画『ザ・マジックアワー』にかける熱意は、
これが転けたら、
次の作品が撮れなくなるのでは、という強迫観念の裏返しなのかも。
と、ついヒニクリたくなるほど。
映画は、映画界という産業全体ではなく、
単発の作品がどれだけ稼げるかが重要だ。
この映画にしても、製作のフジテレビは、マジックアワーならぬ
ゴールデンに古畑任三郎の再放送を、
□再ではなく、レジェンドSPと銘打って放映したり、
局を上げて番宣(映画も番組の一つ)やっている。
それで、昨日のイチローのやつを少し見たら、やはり面白い。
どうせ作るなら、しっかりとした番組を作んなさいよ、
スポンサーは変わっても、番組は使い回せるでしょう。の見本です。

民放は、CMの合間に番組を流すのが基本なので、それが普通だか、
三谷氏は、NHKの番組にも何本かプロモ出演していた。
人気作家は持ち上げられるってことか。
「サラリーマンNeo」では、キャスターのネオミ嬢に映画発言を封印されるという
自虐ギャグが、少々痛かったけど。

The person whom the self-torture material becomes.