伊坂幸太郎の『ゴールデン・スランバー』を
読みたいと思いながら、まだ果たせていない。
のに、映画が出来てしまった。
「ゴールデン・スランバーズ」は、
ビートルズ・ナンバーである。
Once there was a way to get back homeward
Once there was a way to get back home
Sleep pretty darling do not cry
And I will sing a lullaby
と、うろ覚えで書いてみたが、
「昔は、うちに帰る道があった。確かにあったんだよ。
泣かないで、可愛い君よ。子守唄を歌ってあげるから」
てな感じで、読んでないけど、
この歌がタイトルになった理由が
よく分かる気がする。
サム・ペキンパの『わらの犬』のラストで、
ダスティン・ホフマンが、つぶやくセリフ。
「もう家に帰る道を忘れた」(正確には覚えていないが、
そんな感じ)のことを、
ときどき思い出す。
生きてると、いつも目の前には、
分かれ道が現れる。
次々と。
戻れない選択。
The choice that you cannot return.